早稲田大学 人間科学部に合格し入学するも9月に中退。本来学びたかった物理が学べる大阪大学 物理学部への再受験を決断し独学をするも英文法がさっぱりわからない状態で6月末に入塾。英語は日大レベルからスタートします。
早稲田大学中退で大阪大学入学という異例の受験を乗り越えた佐久間さんの実録合格者カレンダーです!
早稲田大学と大阪大学
早稲田大学も大阪大学も誰もが知る超名門難関大学で、早稲田大学は62.5~70.0・大阪大学は57.5~70.0と高い偏差値を誇ています。
今回最初に合格し、入学をした早稲田大学は私立大学で人間科学部の偏差値は65.0。再受験を経て合格をした大阪大学は国立大学、物理学部 生物学科の偏差値は60.0と数字だでは早稲田大学より大阪大学の方が低いようですが私立と国立という大きな壁があるため私立の60と国立の60では比べ物にならず、一概にどちらの方がレベルが高い・低いという事は断定できません。
私立は偏差値が上がりやすい傾向にある一方、平均点が高くなりがちな国立大学は偏差値が上がりにくいという現状だけでなく、国立大学はセンター試験で1次を突破した受験生のみ2次試験を受験できることからある程度のレベルの受験生が集まるため、その中で合格を掴み取るのは狭き門です。
今回受験を経験した最難関私立大学と言われている早稲田大学と旧帝の国立大学である大阪大学、どちらとも難易度が非常に高い大学となっています。
早稲田大学 人間科学部を中退
数学と化学が得意なため早稲田大学は数学選抜を利用して2次1科目受験で合格しますが、本来の志望校は大阪大学で学びたかったのは宇宙系で物理のため早稲田大学入学直後の4月末~5月頭に大阪大学 物理学部 生物学科へ再受験を決断しました。
再受験を決断するも1人暮らしをしながら大学とアルバイト・受験勉強とやることが多いため受験勉強を独学でやりきることができるのか不安に思い武田塾チャンネルを見ていた影響で、武田塾に入塾を決めました。得意科目と苦手科目に差があり数学と化学は得意科目、英語が苦手科目で単語をヒントになんとなく問題を解いている状況だったため早稲田大学合格時に解いた大阪大学の英語の過去問の獲得率は3割程度。そのため、武田塾では日大レベルから始めます。
英語は日大レベルからスタート
英語は段階突破テストを経て段階別にマスターするのではなく、武田塾のルートに従いながらテンポよく進め『システム英単語[5訂版]』を使って英単語の暗記を行います。『システム英単語[5訂版]』の最初の方は比較駅簡単な英単語が記載されているのにも関わらず特訓のテストでは6・7割しか獲得できません。早稲田大学に合格しても英語は基礎から学びます。
『英文読解入門基本はここだ!』『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』の2冊を使って英語の基礎を固め、超基礎的な英文法をしっかり身に付けると同時に単語も覚えていきます。現代文も基礎固めのために『田村のやさしく語る現代文』『入試漢字マスター1800+』『[改訂版]現代文キーワード読解』を活用します。
『漢文早覚え速答法 パワーアップ版』で漢文の基礎からセンター8割超えを目指せる知識を養い、『[改訂版]富井の古典文法をはじめからていねいに』を活用して古文の基礎を叩き込みます。『読んで見て覚える重要古文単語315』で読解に活用できる古文単語力を身に付け『高校やさしくわかりやすい古典文法』を用いてMARCHレベルの問題演習・文法知識の暗記を行いました。
文系科目は基礎から丁寧に学ぶ中、得意科目である数学と化学は過去問や難易度の高い演習問題に取り組んでいました。
基礎を固め実力を上げる
早稲田大学に合格しただけの実力と能力を兼ね備えているので、苦手科目や抜けている科目を中心に特訓します。大阪大学合格というレベルの高いゴールのためテンポよく進み、苦手科目であった英語は文法的知識がなかったため感覚で解いていたものの秋には解釈の実力がついていると実感。しっかりと構文を意識して理解しながら解けているという感覚で長文と戦うようになりました。
最終的に英語の参考書は早慶・難関国立レベルに対応してる『ポレポレ英文読解プロセス50』という解釈問題の参考書までやり遂げ、以降はひたすら長文と過去問を繰り返し説きます。
この時点で大阪大学の過去問を解いてみるといい時は7割、悪い時は2~3割の獲得率。実力は確実に上がってきてはいるもののまだ波がある状態が続きます。
センター・入試直前期の最後の追い込み
得意科目である数学と化学は模試でも高い点数を獲得。数学と化学ほど得意ではないが英語程苦手ではない物理はセンターレベルなら高得点が取れるレベルにいますが最終目標である大阪大学に合格をするために物理も最後の追い込みをかけます。
センター直前期はひたすらセンターの対策に専念しながらも、英単語と解釈は量を減らしながら毎日欠かさず勉強。
大阪大学2次試験の直前は1~2日に1年分を解くペースでひたすら過去問に取り掛かった結果、文系科目は得点が上がったけれども理系科目は50点以上落としてしまいますが全体で約76%獲得します。
大阪大学の2次試験は手ごたえがあり、苦手科目であった英語も出来が良く他の科目も点数が取れたという自信を感じ、無事に大阪大学 物理学部 生物学科へ合格を成し遂げます。最終的に苦手科目であった英語は20%・物理は10%ほど伸び、根拠なくなんとなく感覚で解いていた英語も受験時には根拠ありで解けるまで成長しました。
早稲田大学中退で大阪大学合格 | まとめ
早稲田大学を中退し、念願の大阪大学へ再受験を経て合格を成し遂げるという異例の受験方法でした。
早稲田大学へ通いながら仮面受験生で大阪大学を受験するのではなく、9月に早稲田大学を退学し大阪大学に受験を挑みます。
中期で大阪府立大学を受験するものの、目標は大阪大学のみ。親に話す前に武田塾へ入塾をし、受験勉強を開始。もし反対されたらバイトしてでも受験をする覚悟で長期戦に挑み、自分を信じて受験勉強と向き合った結果無事に念願の大阪大学 物理学部 生物学科へ合格しました。
どの受験生にも言えることは自分と向き合って基礎をしっかり固めること・諦めないことが大切であるということです。